電通がフェイスブックと提携したというblog記事を読んで,大型科学プロジェクトを連想した。
【1】本末転倒なトンチンカンな提案がまかり通る
「何が科学上の課題か」ということから必要な計画を作るのではなく、「大きなプロジェクトをとにかくやる」というものになる。いやぁ、オレも最近学会へ行くと「プロジェクトしましょう!」みたいな話ばっかでかなり食傷気味。
【2】プロジェクトの運営に疲れる人が続出する
実際問題として、研究所が担当者をつけて、プロジェクトを運営したり、データ処理をしたりするのって相当面倒くさいわけよ。
【3】成果が出なくてプロジェクトマネージャが心を痛める
論文の数がどんだけ増えるか? プロジェクトをやったことにより、どんだけ学会発表が増えたか? そういった「数字」ってものは、厳しいものをプロジェクトマネージャに突き付けるわけですよ。
【4】「続きは次のプロジェクトで」が増える
学会とか講演会とかで「続きは次のプロジェクトで」みたいな話になるだろう。でもよぉ、オレがいつも語るけど、一般市民って学会のローカルルールなんてどうでもいいと思ってるのよ。
【5】学会で同じような研究成果と売り文句ばかり聞くこととなり、「その話聞いたこと何度もあるんだけどなぁ…、キミ、そこのパート、削っても大丈夫だよ…」と内心思うことが多くなる
「*****!」
「**********!」
「*******!********!」
(さすがに,ここに具体例を書く勇気はない...。)
【6】終わりに
まぁ、オレはこのプロジェクトが効果あり! と自信を持って文科省に提案する根拠がないので、提案はしないけど、有名大学を筆頭に科学研究界隈の皆さん、ぜひ、成功事例を作って論文をガンガン書いて、科学の進歩のお手伝い、してくださいね!!!!!!
期待しています!
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